古道具がお店に並ぶまで

昨日で11営業日目。

開店前は、正面入り口の雨戸を閉め大工仕事をしていたので、ほぼ籠もりっきり。

そこから一転!

営業日は雨戸を開け、明るい日差しがサンサンと入るようになりようやく私たちに夜明けがやってきました 笑


この南大阪で新生活を始めて10年目、まだ10年ではありますがその割にはこの地域の事を全然知らず、お店に居ながらにして新しい出会いがあることは実にありがたいです


さて、古物類はどういった経緯でこのお店にたどり着くのかというお話しを。



写真は、改築工事前に屋内の整理をし破棄予定となったものを一度見に来ますか?というお話を頂いて伺った際の一コマ。

照明器具の設置が無い築100年以上の二階の一室。

まず引取時の7つ道具の一つ「ヘッドライト」を装着!

この辺はすべて処分するつもりと言われる山の中に分け入り、我々の目で「引取」「処分」「保留」とに隅々まで仕分けます。

うちは、時代を特定して引き取ったりということはないので基本的には店主が廃棄する物の中から次に使い手が見つかるであろう物や残しておきたい文化がつまった物そして単純におもしろい!というものを見分けます。

古物の引取はいつも救出する!という使命にかられているような心持ちで伺うのでこの時間は特に集中力がぐっと高まる時です。

また泣く泣く「処分」と選別した物は、資源ゴミ/紙ゴミ/古本/古布などその後もできるかぎり物の終わりを少しでも延ばすべく分別も。




買い取りが決まった物達は、軽トラの荷台に載せてゆっくりゆっくり連れて帰ります




荷下ろし後は磨いたり、洗ったり、修繕したり
でも、リメイクはせず。

修繕は出来るだけ持ち味を残して、きれいにし過ぎずがモットー
エンドユーザーさんのみならず、作家さんや工務店さん学生さんなど多方面に古材や古道具を活用して頂きたいのであえて加工はせずに店頭へ並べます。

私たちは不要になった方から使ってくれる人への橋渡し役でお役に立てることを精一杯するのが仕事。



持ち主の方から、その物を使っていた方やどんなシーンで使ったなど思い出話しを色々伺ったりしながら手放す側にもいろんな葛藤があった末に、また使って頂ける方に巡り会うかもしれないからと譲って頂く経緯があるので出来るだけ丁寧な仕事をしたいという思いが段々強くなって来ています。

そんなこんなで、店頭に品物が並んでゆきます。
そして、明日は兵庫県へ引き取りです!

日本人はそもそも物を大切にし、古くなったら工夫をしながら何通りにも使い直して生活をしてきた訳ですからほんのこの数十年で異様な消費の仕方を覚えてしまったとはいえ長くは続かないだろうと信じています。


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